FlashPlayerの普及率(2009/6版)


umhr_fp0Slashdot jpでユーザのFlashPlayerのバージョンを公開してるのを見つけたので、整理しなおしてみた。

 

▼FlashPlayerの普及率を見てみる。

ターゲットとするFlashPlayerのバージョンはその目的、効率、普及率から適切に決定されるべきではあるが、それら一つ一つの判断はなかなか難しい。まずは客観的な数字にしやすい普及率の情報を整理してみる。
 
結論:ここにある資料で見る限りはFlashPlayer10は85%前後、FlashPlayer9以降は93%以上の普及率はありそう。Google Analyticsの「(not set)」が文字通りFlashPlayerが入っていない、という意味だったら結構大きな数字。AdobeやJストリームの調査結果と開きがでてしまう。

 
 
まずは本家

■Adobe Flash Player Version Penetration

http://www.adobe.com/products/player_census/flashplayer/version_penetration.html
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四半期ごとに地域ごと、バージョン毎の動作可能率。
継続的に詳しく公開されているのは良いんだけど、大本営発表なので最新バージョンの普及率を高く示すことに強くインセンティブが働いているはず。実際他の調査と大きく値が異なっているわけではないけど、若干(数%)普及率が高めに出ているように思える。なので、客観的な数値として使いにくいというのが率直なところ。
 
 
ちょっと前(2009/2月の調査)だけど

■Jストリームはブラウザ、映像アプリケーションのプラグイン調査を実施

~ Silverlightの普及率は24%。Flash10の普及率は58% ~
http://www.stream.co.jp/company/press/2009/090507_01/
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30のポータルサイトのバナーから488,022 impsを元に集計。
Jストリームといえばビデオストリーミング/PIPってくらい、映像アプリケーション、現状ではFlashVideoが見れることを示すのに強いインセンティブが働く(そのためのプレスリリースだし)が、少なくとも今は9か10かとかのバージョンを問題にする意味はあまり無いはず。もし詳細にバージョンの普及率をアピールしたいのなら、もうちょっと頻繁に調査結果を発表して「直近の調査ではこんなに高くなりました!」とか言うと思うし。なので客観的な値として使いやすい。

 
 

■slashdot.jpアクセス統計:2009年6月分

http://sourceforge.jp/projects/slashdotjp/wiki/Stat200906
http://slashdot.jp/slash/article.pl?sid=09/07/09/0735242

umhr_fp21167万PVを元に集計。トップ10のみ。
2009年5月からアクセス統計の公開を始め、6月からFlashPlayerのバージョンもGoogle Analyticsの結果として公開するようになった。まだ継続性を言える段階ではない。
Flashバナーを掲載することがあるとはいえ、特に普及率を高く表示する理由は無いはず。ただ、IT技術者系掲示板サイトなのでLinuxユーザが4%近くいたりと、相当偏ってはいる。
ただ、この「(not set)」はどういう意味だろう。調べてもわからなかった。文字通りFlashPlayerが入っていない、という意味だったら結構大きな数字だ。JavaScriptを切っているのだろうか、ブラウザの初期状態で見ているのだろうか?

 
 
もっといろんなところがFlashPlayerの普及率を公開すればいいのにね。、、、とか言って自分のところがやってないじゃん、と思ったので、恥を忍んでGoogleアナリティクスのデータを公開。

■水玉製作所(www.mztm.jp)の直近1ヶ月の結果

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Flashに強く関心のある人向けのサイトなので、相当偏っているし、そもそも集計の数が少ないw
「(not set)」に関しては、iPhoneやケータイとか、Flashに対応していないブラウザで見ている人の数かな、とは思ったけど、OSの集計結果で見て全部足しても5%にははるかに遠く及ばない。
 
 

■水玉映像(www.mizutama.com)の直近1ヶ月の結果

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AfterEffectsに強く関心のある人向けのサイトなので、相当偏っているし、そもそも集計の数が少ないwその2

 
 

▼関連の課題・話題

・「(not set)」の意味。
・どのサイトがどのバージョン向けのコンテンツを採用しているか。
・サイトで使われているバージョンの確認の仕方(右クリックじゃだめよ)。
・立場による違い(エンドユーザー、CP、ディレクター、オーサー)
・メリット、デメリットを整理しないとね。
・勘や惰性からの脱却。

 
 

▼そもそも今使っているバージョンを確認したい

http://www.mztm.jp/wp/2009/05/20/studyflashplayerのバージョン/